令和5年12月のフラット35の金利は、前月から0.05%下落しました。
融資比率9割以下 15-20年 1.43% (<-1.48%)
21年以上 1.91% (<-1.96%)
融資比率9割超 15-20年 1.57% (<-1.62%)
21年以上 2.05% (<-2.10%)
先月までは、市場であまり大きな出来事がなく、金利についても米国市場で上昇が頭打ちになってきたことなども考慮されたのか、今月のフラット35の金利は先月より下がりました。
民間の住宅ローンでも、変動金利はほぼ同じ水準のままだったものの、固定金利については、上げた銀行と下げた銀行が混在している状況でした。
ですが、本日日銀総裁の発言をきっかけに、大きく円高方向に動きました。先月後半より、少しずつ円高に動いていたところ、日銀もマイナス金利を解除する可能性が認識され、米ドルも金利上昇が止まることとあわせ日米の金利差が縮小すると連想され、大きく反応したようです。日本の景気はまだ金利上昇を受け入れるには力不足と感じられ、今月末の会合でいきなりマイナス金利解除とはならないと見られていますが、来年中には金利が上昇に転じる可能性が大きくなってきたように思われます。