令和4年10月のフラット35の金利は、前月より0.04%、あるいは0.07%下がりました。フラット35は、今月から新たな金利引下げ制度が始まっています。
融資比率9割以下 15-20年 1.32% (<-1.39%)
21年以上 1.48% (<-1.52%)
融資比率9割超 15-20年 1.58% (<-1.65%)
21年以上 1.74% (<-1.78%)
日銀の政策が維持されていることもあり、国債の水準が押さえられている状況の下、フラット35の金利は引き下げられました。一方で民間の銀行の住宅ローンは、固定金利を中心に引き上げたところが多く、10年固定についても一部引き下げがあったもの、引き上げに動いた銀行の方が多かった状況です。
国内でも物価上昇が問題になりつつありますが、まだ諸外国の上昇レベルよりは抑制されています。日銀はしばらく現状の政策を継続せざるを得ない状況ですが、そのため円安傾向は歯止めがきかなくなっています。ただ、それは現行の金利差だけでなく、日本の経済力の低下によるところも大きいかと思います。住宅ローンがものすごく長期間になっている中、将来がどうなっていくかを考えることはやはり難しい問題かと思われます。