令和2年4月のフラット35の金利は、20年以下は0.04%、21年以上は0.06%上昇しました。
融資比率9割以下 15-20年 1.23% (<-1.19%)
21年以上 1.30% (<-1.24%)
融資比率9割超 15-20年 1.49% (<-1.45%)
21年以上 1.56% (<-1.50%)
コロナショックにより、長期金利が上昇したことを受け、銀行の住宅ローンも、いずれも上昇に転じました。
大荒れの市況となっており、各国の中央銀行とも金融緩和策を取っていますが、不安心理の解消には不十分だったようで、安全資産と考えられる債権にシフトするのでなく、それを超えてより安全と目される現金化の動きが大きく進んだ影響で、債権が売られ長期金利が上昇したものと考えられます。市況全体としては、2,3週前に比べ少し落ち着きを取り戻しつつあるように見られますが、依然として予断を許さない状況です。
感染拡大の収束が見えないことには不安心理が取り除かれず、今後実体経済のダメージが表面化すると、より厳しい状況が明らかになってくると思われます。ほとんどの人が経験したことのない状況ですので、不正確な情報に惑わされず、冷静に考えて行動していくことが大切かと思います。