平成29年7月のフラット35の最低金利は、20年以下の金利のみ前月より0.02%上昇となりました。
融資比率9割以下 15-20年 1.03% (<-1.01%)
21年以上 1.09% (<-1.09%)
融資比率9割超 15-20年 1.47% (<-1.45%)
21年以上 1.53% (<-1.53%)
7月の大手都市銀行の住宅ローンも、おおむね据え置きという様子でした。今年に入ってから、金利水準は大きく変動していない印象です。
海外では債券価格の下落、長期金利の上昇が見られるようになりつつあります。緩和政策の出口がそろそろ意識されるようになった影響と考えられます。ただ、日本は日銀のイールドカーブ・コントロール政策が維持されていることで金利は低い状態を維持しています。このあたりの事情により、じわり円安基調となっている様子がうかがえます。
当面日銀の政策は変わらないと見られますが、広い範囲では、政策の転換が動き始めていることは意識しておきたいと思います。