平成28年2月のフラット35の最低金利ですが、今月も先月よりさらに低下しました。但し、融資比率9割超の金利は、「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」及び平成27年2月3日に成立した平成26年度補正予算を踏まえ実施している【フラット35】Sの金利引下げ幅の拡大、融資率9割超融資の金利引下げ等の以下の制度拡充が終了したため、上昇した形となっています。
融資比率9割以下 15-20年 1.21% (<-1.27%)
21年以上 1.48% (<-1.54%)
融資比率9割超 15-20年 1.65% (<-1.40%)
21年以上 1.92% (<-1.67%)
1月最後に、日銀のマイナス金利導入というサプライズがありました。日銀の狙い通り、インフレに向けた効果が表れるかどうかはまだこれから検証されることになりますが、金利に対してはすでに長期金利の低下などに表れています。今月のフラット35の金利は、この決定を踏まえているとは思えませんので、民間の住宅ローン金利とあわせ、ここからさらにローン金利の低下へつながるか、さらに注視していく必要があります。