あちこちでNISAの文字を見るようになりました。銀行に行けば必ずポスターを目にすることから、NISAの口座についてこれまで証券投資に無縁だった人でも、ちょっと興味をもち始めた人もいるのではないでしょうか。
今回NISAの口座を開くにあたり、やはり身近な銀行から候補に挙がる方も多いと思います。 多くの人にとって銀行は身近で、足を運ぶ機会も多いでしょう。それに比べて証券会社の窓口というのは、これまで取引のあった人以外にとっては全然別世界で、どこにあるか意識している人も少ないかもしれません。
ですが、NISA開いてから具体的に何をどうするか、これをイメージせず、とにかく口座開設を進めている人が多いように見受けられます。大切なのは、口座を開いた後、どうしたらよいか、教えてもらいながら実際に使わなければ意味がないからです。
簡単に、NISAの特徴を確認しておきたいと思います。
・NISA(ニーサ)は、株式や投資信託の投資に対し本来は20%の売却益およびと配当への課税を、年間100万円の投資分を上限に非課税とする制度です。
・利用者1人につき1口座のみ開設可能。4年間は、他の金融機関でNISAの口座を開設することはできません。
・年間の非課税投資額上限は100万円です。年度の途中で株式や投資信託を売却した場合でも、その売却した分の非課税枠を再利用することはできません。
・一般の特定口座からNISAへの株式、投資信託の移動はできません。
開設できる金融機関は1つであること、年間の投資金額の枠が100万円で再投資できないこと、などに注意が必要と思われます。
これらの具体的なポイントについては、次回詳しく述べたいと思います。